
目次
1.なぜケージを置く場所が大事なのか
2.直射日光が当たらない場所
3.エアコンの風が直接当たらない場所
4.静かで振動の少ない場所
5. 床から少し高い位置
6. 換気は良いが風通しすぎない
7.温度、湿度が飼育に適している
8.実際に飼育している環境
9.まとめ
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1.なぜケージを置く場所が大事なのか
セイブシシバナヘビは温度や湿度に敏感で、ちょっとした環境の変化が体調に影響します。
どんなにケージ内を整えても、置く場所が悪ければセイブシシバナヘビは体調を悪くします。
温度の乱高下 → 食欲不振・体調不良の原因になります
騒音や振動によるストレス → 吐き戻しや拒食の原因、人になれないヘビになったりすることも
直射日光やエアコンの風 → 熱中症・脱皮不全・呼吸器疾患など死亡リスクが高い
などなど、ケージを置く場所は 「健康・安全・ストレス軽減・ヘビと飼い主の関係性」を左右する重要ポイント なんです。
実際に僕の家でも、激しい温度変化による拒食や、振動や物音が原因での餌の吐き戻しなどを経験しました。
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2. 直射日光が当たらない場所
窓際はNG。ガラス越しでも急激に温度が上がって 熱中症リスク あり。 日中の自然光は直接当たらないように。ただしずっと暗いところや、昼夜がわからないような状態になった時、うちのシシバナヘビは落ち着かない様子でした。
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3. エアコンの風が直接当たらない
冷暖房の風は人間でも体調を崩します、それが小さなヘビにはかなりの大きな負担です。僕はこれは経験がありませんが、よくお邪魔する専門店の方もかなり気をつけているようでした。
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4. 静かで振動の少ない場所
テレビやスピーカーの横は避ける。 人の出入りが激しい場所(ドア近くや通路)はストレスになりやすいです。ヘビは音や振動にかなり敏感で、物音がするとかなりのストレスを感じるようです。餌をあげた次の日にケージをガタガタと動かしてしまった日があり、その夜に餌を吐き戻していました。かなり気をつけるべきです。
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5. 床から少し高い位置
床置きは冷えやすく、ホコリも舞いやすい。 ラックや台の上 に置くと温度も安定して管理しやすいです。それにヘビは人間が見下ろすとそれだけでストレスを感じます、上から触ろうとするのももちろんよくありません。理由は、天敵が上から襲ってくることが元々本能に備わっているからだそうです。
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6. 換気は良いが風通しすぎない
密閉した部屋だと湿気やカビの原因に。 ただし風が直撃するのも避けたい。穏やかに空気が入れ替わるくらいがオススメ。
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7.温度、湿度が飼育に適している
温度は大体28℃前後です。低いと代謝が悪くなり拒食を起こしたり、30℃を大幅に超える夏になにも対策をしないと命にかかわります。
湿度は大体50%前後です。低いとセイブシシバナヘビは風邪をひいたり、脱皮不全の原因になります。高いとカビの原因になり、不衛生な環境になってしまいます。
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8.実際に飼育している環境
僕の家では、爬虫類達はみんなグロウテント(四角形のテント)という室内温室の中に通年います。
In door Grow Tent 120×120×200cm 高性能グロウボックス
うちのセイブシシバナヘビも、かれこれ3年くらいはずっと温室内にいます。そして全員めちゃくちゃ健康。
温室なので温度は安定していますし、夏はヒーターをつけないので、温室外の温度と同じになりますし、冬はヒーターと温室の保温性により28℃を自動で保つことができています。
サイズもいろいろとあるので、少数飼育から、沢山飼いたい方までかなりオススメです。
僕はセイブシシバナヘビ×1ガータースネーク×1コーンスネーク×2カリキン×1カーペットパイソン×2クレステッドゲッコー×3ニシアフ×1
計11匹で幅240㎝奥行120㎝高さ200㎝のグロウテントで広々使えていい感じくらいです。
温室はある程度の広さがないとヒーターの遠近、上下で温度も大きく変わってしまい、サーキュレーターも回せないしかなり危険だと思っています、グロウテントは小さめでもある程度の大きさがあるので、セイブシシバナヘビや他の生体にも安全で使いやすい商品です。
この温室の中に、ケージの大きさや数に適したスチールラックを入れ、ケージを置きましょう。(スチールラックは風が通るのでオススメ)
下の商品はラックとポールです
セイブシシバナヘビ以外にも飼育するような方はラックの奥行きは45㎝あったほうがいいと思います。
全長が1mを超えるような蛇はケージの奥行きが45㎝必要になってきます。
下のラックとポールを購入すれば高さ180㎝幅110㎝奥行45㎝の4〜5段の贅沢な爬虫類ラックが出来上がります。ちなみに幅110奥行45のサイズは上のグロウテントの幅120×奥120×高200(←以前はこのサイズを使ってました)または今僕が使っている240×120×200にとても適しています。グロウテントの中に丁度よく収まります。ぜひご参考に
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・温度
[夏]
冷房28度(風量弱)
パネルヒーターはラックの下の方の子と幼体〜ヤングの子だけON
温室の中なのでエアコンの風は当たらない
温室内に首振りサーキュレーター(風量弱)
サーキュレーター 上下左右首振り dcモーター 〜20畳 〜22畳 リモコン 風量7段階 静音 お手入れ簡単 コンパクト YAR-ND15E/YAR-MD18 DCサーキュレーター 上下左右首ふり 省エネ 節電 微風 おしゃれ 換気 送風 小型 山善 YAMAZEN 【送料無料】
[秋〜冬〜春]
温室内の温度を28度になるべく保つ
全員にパネルヒーター
【全国送料無料】レップジャパン ピタリ適温プラス 2号
首振りサーキュレーター(風量弱)
温室用ヒーター
家庭温室用ウイングヒーター W-1500※サーモスタット付き
このウィングヒーターはとてもコンパクトで、ラックに固定できるよう四方に気遣いがされています。
かなり暑くなりますが、髪や物が燃えたりする温度にはなりません。そして熱は基本上に行くので、ヒーターの真上にケージをおかなければとても安全です。(真上に置くとケージが暑くて大変なことになります)
サーモスタットとセットで販売しているので、ケージの中の温度が28℃前後になるように自動でスイッチがON/OFFされるようにできます。(設定温度の-2℃でスイッチON、+2℃でスイッチOFFになります)
ただしつまみのところに書いてある温度と実際の温度がズレがあるので、温度計でたしかめながら設定しましょう。
ちなみに気になって調べましたが、電気代はかなり安かったと思います。
・湿度
大体年中50%以上を目指して湿度管理
夏は放っておいても50%前後になるけど冬が難しいです。
冬はウィングヒーターの上にアルミのボウルに水を入れて置いて加湿しています、ウィングヒーターがかなりあたたまるのでしっかりと加湿ができます。ウィングヒーターに最初からアルミのお皿がついていますが、すぐに乾燥するので必ず大きくて安定感のあるものを買ってください。それでも毎日水がなくなるくらいです。
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・照明
うちでは年中テントの中なので12時間置きにスイッチが切り替わる植物育成ライトを何となく使用しています笑
ちなみにセイブシシバナヘビはトカゲなどに使うバスキングライトはいりません。
これでセイブシシバナヘビや他の生体たちが昼と夜を感じてくれます。
植物育成ライト LED育成ライト タイマー 観葉植物育成ライト 育成ライト 暖色系 9段階調光 フルスペクトル 育苗ライト 192LED 4ヘッド付き 三つ照明モード 室内栽培ライト 水耕栽培ランプ
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9.まとめ
僕はこの環境にして飼育がすごく楽になりました、冬の温度管理は色々とやり方があると思いますが、電気代や人との共存を真剣に考えると、このやり方以上に人と爬虫類が共に過ごしやすく、近くで安心して飼育できる方法はどれだけ探してもなかったです。
夏以外は空調の必要がなく、オートで28℃が保たれた中で爬虫類達は過ごし、飼い主は自分が過ごしたい気温で過ごせます。
また、フンをしてもテントから部屋に匂いが漏れないのでそれもいいです。グロウテントの中に消臭グッズを置き、フンはなるべく早く取り除くといいです。
これでセイブシシバナヘビも健康的でご機嫌に過ごしてもらえる環境が整います、みなさんも安心してセイブシシバナヘビと過ごすことができますよ。
